自動ワイプ装置

除塵装置は塗装前工程において塗装品質向上及びコスト低減に避けることのできない塵埃除去工程として特別に設計された装置です。

オーストリッチブラシ(駝鳥の羽根)を回転させながらボディ表面に附着している微少ダスト、研ぎ時の微粉等のダストをブラシでかき上げながら排気装置にて吸引して外部に排出します。

ブラシの回転時に発生する静電気及びダストにもともと帯びている静電気を中和除去するためブラシ近くに除電装置を取付け、確実に取除く装置です。

ワイプ装置は、トップ1、サイド2(左右)で構成され、ボディ形状に合わせて動作します。

自動ブロー装置

自動エアーブロー装置

エアーブロー装置はワイプ装置同様、塗装工程前で塵埃等を除去するための装置です。

工場圧縮エアー、または専用ブロアーによるエアーをノズルより吹出し除塵します。

静電除去装置を併用することにより、より効果的に除去します。

自動ワイプ装置と組合せて使用すると、より効果を上げます。

装置の動作は自動ワイプ装置と同様にトップ1、サイド2(左右)で構成され、ボディー形状に合わせて動作します。

自動ターボブロー装置

ターボブロー装置は洗車工程終了後のボディ表面上の水滴及びダストを除去することを目的とした装置です。

ターボブローファンによりスリット型ノズルより高速でエアーを吹出します。

ブロー装置の運転は洗車装置と同様にあらかじめ設定されている制御データにより自動運転します。

TOPマシンはノズル高さ位置をコントロールしながら自動昇降させ、ノズルをボデー形状に合わせて追従します。

SIDEノズルは固定としますが、多車種生産ラインでは幅寄せ機構の選択もできます。

その他の自動機

自動洗車装置

洗車装置はボディ生産工程に於いて中塗り終了後のボディ本体表面に附着している研磨粉及びゴミ等を除去することを目的とした装置です。

装置はTOPマシンとSIDEマシンに分割されており、ボディが装置内に進入するとあらかじめ設定されている制御データによりボディの種類を判別し、ブラシをボディの形状に合わせて追従しながら自動的に洗車を行います。

ラフサンディング装置

被塗物(ボデー)の表面に付着している、ゴミ、ブツ等を除去し、表面の塗装をより密着させるため表面を研ぐ装置です。

主に中塗前で行い、上塗りの塗装密着を上げて、表面仕上げ品質を向上させます。

研磨材には、サンドペーパー、ポリネット等のロールを取付けることができます。

ガソリン注入装置

完成車ラインにおいて、コンベア搬送されてくる完成車に設定した定量のガソリンを自動注入する装置です。

ガソリン注入量の設定は、任意に設定することが可能です。

自動水研装置

自動水研装置は中塗塗装面を水研ぎすることにより塗装品質を大幅に向上させます。

塗装面にブラシを加圧制御し、どの位置からでも一定の力で水研を行います。

塗装面の性質に対応したブラシを選定することが出来ます。

 

その他各種省力装置も設計・製作いたします